超ローコスト簡易電界強度計の製作(JA1DUC) May24,2004





電池測定器がダイソー100円ショップで売ってましたので作ってみました。
100円のものもありますが、形状が細工しにくいタイプなのでこちらの200円のものを利用する事にしました。



内容は写真を見ていただければ一目瞭然です。作りは少々雑ですが・・・


ケースのふたに付いているメーター押さえ板は折り曲げて取り除きます。


ダイポールエレメントは銅2mm丸棒 11cm(1.2GHz用ですがピッタリでなくてもよい)を真中で切断、給電部にマイクロ波ダイオードをハンダ付けします。


ダイポールは固定する前にワニ口クリップなどに挟んで、写真のようにあらかじめダイオードとリード線などをハンダ付けしておきます。
ケースに固定してからハンダ付けすると熱でプラスチックが溶けます。


その両端からRFC(エナメル線)を通してメーターに接続すれば完成です。極性に注意!
メーターはセロテープで止めてあるだけなので接着剤で補強してください。


完成写真です。接写のためタル形歪みがでてエレメントが弓形に曲がって見えてます。
給電部の下には高さ調整用のテフロン円板をマクラにして固定してあります。



1.2GHz 100mW 送信時 60cm離れてフルスケールになります。
周波数は1290MHzでセンターにしてありますが、近付ければ430MHzでも振れます。
広帯域が必要なら両面基板にエッチングしたログペリをつければOKです。
あるいはケースに差し込みチップの端子を付けて必要な周波数のエレメントを交換するようにしても良いと思います。工夫次第でいろいろ可能です。

300円以下ででき電池測定器の機能は損なわず一石二鳥です。コストを下げるために感度調整用VRはあえて入れてありません。